花とは


花は、美しく、儚くて、万人にみつめられる。
花は、美しく、儚くて、万人をみつめる。
花は端(はな)に通じ、其の先端に、いつも光り輝く。

花の妖精たち。
魔法を掛けて、掛けられて、精霊が宿る。
人の心に沁みいり、人の心を惑わし、そして人の心を癒してくれる。

華やかな花、愛らしい花、気弱で寂しそうな花。
でもどんな花にも、ほっとする優しさがあって、いつもみんなの心の中心。

移ろう花、はかなく散る花、実を存する事を知る。

花は神さまが創った顔立ち。花は神さまが創った生体、メカニズム。
人間も神さまが作った顔立ち、メカニズム。
人間には肖像権があって、花には肖像権がないのかな。
でも工業的に作られた花には、肖像権があるのかも。
工業意匠って、形状、輪郭、色彩の組み合わせによって、美しいもの。

肖像ってなんだろう。
人物の顔や姿を描いたもの、写したもの。
人格権と財産権があるっていうけど。
プライバシーや、パブリシティーに関係するっていうけど。
花のプライバシーは無いのかなぁ。

花はモデルとして、どんなに長く撮っても受容してくれる。
どんなアングルも許してくれる。
尤も撮る人が、いろいろ動き回るんだけど。

花の作者の神さまは、著作権を主張しないから、いいよね。
随分気ままに好き勝手に花とお話しながら撮る事ができて、ほんと幸せ。


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